2013年12月1日日曜日

雑詠Q vol.2 詳細

No.0
作者木曜何某
作品授業サボってアイスの当たり
総得点7点
投票者
(点|名前)
1|コアラ
1|価格未定
1|うぐいす
1|北大路京介
2|十月水名
1|玉虫(小笠原)
コメント
お名前
うぐいす

コメント
○こんなラッキーなことってあるのかなあ。ズルいなあ。サボったくせに。
お名前
北大路京介

コメント
◯「当たったことでサボったことを正当化しているのだろうか。
真面目に授業を受けていうるもいる同じ時間に「アイス、もう一本♪」という対比がおもしろい。
2つ続けて食べたらお腹冷えるよね。」
お名前
玉虫(小笠原)

コメント
いいですね。学生って感じがする。それも高校生くらいの。こういう光景には学校の制服がよく似合う気がする。「午後かったりぃから帰っちゃおう」ちょっと悪いことしてるのに、アイスが当たる。ラッキー!明日はちゃんと午後の授業出ろよ!(^皿^)
No.1
作者木曜何某
作品みそ汁でむせたまま家を出る
総得点0点
投票者
(点|名前)

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No.2
作者紫蝶
作品冬の星手が届くなら先ず君に
総得点3点
投票者
(点|名前)
1|桃子
1|木曜何某
1|圓哉
コメント
No.3
作者紫蝶
作品茶の花や花嫁御寮の角隠し
総得点1点
投票者
(点|名前)
1|clic575
コメント
No.4
作者雪うさぎ
作品風邪の夜鋭利な夢が落ちてくる
総得点8点
投票者
(点|名前)
2|西山清二
1|圓哉
1|紫蝶
1|うぐいす
1|clic575
2|トモマリ
コメント
お名前
木曜何某

コメント
鋭利ですか。僕は濃霧のような夢でした。
お名前
紫蝶

コメント
○風邪を引いて熱があるような夜は、怖い夢見たりしますね。
お名前
うぐいす

コメント
○体調が悪いとき、妙に頭だけ冴えていたりする。そんな夜は、胸をえぐるような夢を見たりするのです。
No.5
作者雪うさぎ
作品冬菜食めばラプンツェルを身籠るよ
総得点1点
投票者
(点|名前)
1|clic575
コメント
No.6
作者タケウマ
作品茶の花のこわいところを切り捨てる
総得点4点
投票者
(点|名前)
2|雪うさぎ
1|圓哉
1|玉虫(小笠原)
コメント
お名前
玉虫(小笠原)

コメント
あ あ懐かしい、お茶の花。個人的な思い出になりますが、ピアノ教室へ行く途中の道にお茶の花の垣根があったことを、30年ぶりくらいでまざまざと思い出しま した。ちょっとだけ椿・さざんかに似ていて、でもずっと小さくて地味で、私は好きな花だったので「こわい」と思ったことはなかったのですが、こちらの句で 「こわいところ」と見てはっとしました。切り捨てる、ってところにちょっと切迫したような、神経質な部分が見えますね。こういうところが非常に好きです。 皆が普通に見ていること、人によっては可愛いと思うようなものの中にうっすらとした怖さを見出す。そしてそれを句にする。いいですね。こういう繊細な感性 を非常に羨ましく思います。
お名前
雪うさぎ

コメント
◎茶の花のこわいところってどこっ?ねえどこっ?
No.7
作者タケウマ
作品しばれると言って私を溶かしなさい
総得点4点
投票者
(点|名前)
1|桃子
1|価格未定
1|木曜何某
1|玉虫(小笠原)
コメント
お名前
木曜何某

コメント
○方言はほっこりしますが、まさか強制するとは。二人の関係があたたか。
お名前
玉虫(小笠原)

コメント
いいですね。こういうLOVEな感じの句、好きです。うんと寒い日はぎゅーとハグしてほしいですよね。「溶かしなさい」って命令形なのがまたぐっときます。
No.8
作者うぐいす
作品捨てたいことばっかだ鼻かむ
総得点4点
投票者
(点|名前)
1|一己
1|木曜何某
1|トモマリ
1|玉虫(小笠原)
コメント
お名前
木曜何某

コメント
○いい句。チーンッとしてポイッ
お名前
玉虫(小笠原)

コメント
いいですね。個人的に「すね句」が大好きなのですが、こちらのすねっぷりには打ち抜かれました。やけくそのようでいてどこか可愛い。口をへの字に曲げた女の子の姿が目に浮かびます。
No.9
作者圓哉
作品ご位牌や頼むしかない子の行く末
総得点1点
投票者
(点|名前)
1|紫蝶
コメント
お名前
紫蝶

コメント
○うちの両親が将来こんな風に私の行く末を案じそうだと思いました。
No.10
作者小笠原玉虫
作品犬の顔よく見えて満月
総得点7点
投票者
(点|名前)
1|雪うさぎ
2|一己
1|文月さな女
1|北大路京介
1|十月水名
1|トモマリ
コメント
お名前
北大路京介

コメント
◯「月が欠けている、または月が見えない暗い夜。
だけど、犬の顔を見ると丸い満月が見えたような明るい気分になるのだろう。
犬のように従順な恋人の顔かもしれない。」
お名前
雪うさぎ

コメント
○そのまんまだと思いました。満月の明るさに、一緒に散歩している愛犬の顔がよく見える。月明かりの顔がまたいちだんと可愛いな~って。どんな時でもこちらを見上げる顔は可愛いですよね♪
No.11
作者小笠原玉虫
作品小雪(しょうせつ)やチョコ噛みしめてずる休み
総得点1点
投票者
(点|名前)
1|紫蝶
コメント
お名前
紫蝶

コメント
○私も時々ずる休みします・・・一応社会人ですが。
No.12
作者北大路京介
作品「え」を「ゑ」と書く女といて鏡の中
総得点6点
投票者
(点|名前)
1|タケウマ
1|フロヤマ
2|桃子
1|雪うさぎ
1|十月水名
コメント
お名前
雪うさぎ

コメント
○「ゑ」がこんなミステリアスな雰囲気になるとは。幽霊なんだろうか幻想なんだろうか、想像がふくらみます。
お名前
桃子

コメント
◎ ゆきゑ、かなゑ、みずゑ…いや、ゑみとか、たゑこかもしれない。名前に「ゑ」のついた女性だろう。たったそれだけの情報なのに、大和撫子的な美しさを連想させる。鏡は何を映しているのだろうか。真実?偽り? エロスを感じる一句
No.13
作者北大路京介
作品尼の手がサンタに怯える子を包み込んで十一月尽
総得点0点
投票者
(点|名前)

コメント
No.14
作者一己
作品タイミングを逃して冬
総得点2点
投票者
(点|名前)
1|しま
1|山崎智佐
コメント
お名前
山崎智佐

コメント
とうとう冬を迎えてしまった。今まさにその心境って人は多いのでは。
No.15
作者一己
作品白々と夕刻の月ささくれた気持ち見てる
総得点0点
投票者
(点|名前)

コメント
No.16
作者コアラ
作品コカ・コーラの空き瓶探す季節はずれのロケット花火のため
総得点1点
投票者
(点|名前)
1|タケウマ
コメント
No.17
作者フロヤマ
作品あの頃ぼくらが通いつめてた店の名前はどん底だった
総得点1点
投票者
(点|名前)
1|コアラ
コメント
No.18
作者フロヤマ
作品席を立つ私の温もり残してゆきます
総得点4点
投票者
(点|名前)
1|コアラ
1|西山清二
1|雪うさぎ
1|少年ピッコリーノ
コメント
No.19
作者価格未定
作品洗濯物という名の現実と戦う
総得点3点
投票者
(点|名前)
1|フロヤマ
1|山崎智佐
1|文月さな女
コメント
お名前
山崎智佐

コメント
毎日毎日ほんとに戦いですね、、ばっっっっさー!!
No.20
作者十月水名
作品冬銀河にんげん以外みんな好き
総得点13点
投票者
(点|名前)
1|桃子
2|圓哉
2|文月さな女
2|紫蝶
1|うぐいす
2|北大路京介
2|clic575
1|トモマリ
コメント
お名前
圓哉

コメント
◎ホントは人間が好きなんだ!
お名前
紫蝶

コメント
◎人見知りの私には身につまされる一句でした(この作者の方も人見知りかどうかはわかりませんが)
お名前
うぐいす

コメント
○満天の星の下でにんげんはなんてちっぽけ。言い切ったところが冬のキーンとした寒さと合っています。
お名前
北大路京介

コメント
◎「地震、雷、火事、津波と人間以外でも嫌なものはあるんだけど、
そんな災害たちよりも人間のほうが嫌いということなのだろう。
銀河の大きさから見れば嫌いなもの(人間)なんてちっぽけなもの。」
No.21
作者十月水名
作品わすれてはふと思い出す海鼠とか
総得点5点
投票者
(点|名前)
1|タケウマ
1|西山清二
1|紫蝶
2|うぐいす
コメント
お名前
紫蝶

コメント
○他愛もないことって、時々ふと思い出すんですよね。
お名前
うぐいす

コメント
◎普段は考えもしないのに、何かの拍子に思い出すことってありますね。海鼠とか。海鼠とか。日常のなんでもない瞬間がおもしろいです。
No.22
作者Yu
作品お姫様は三日月が嫌い。ハリソン・フォードも嫌い。
総得点0点
投票者
(点|名前)

コメント
No.23
作者Yu
作品眼を塞ぎしゃがんだ肩に手がのる鬼の息遣い
総得点1点
投票者
(点|名前)
1|タケウマ
コメント
No.24
作者トモマリ
作品学校を休んだ子のピアニカがきこえる
総得点9点
投票者
(点|名前)
2|タケウマ
1|フロヤマ
2|少年ピッコリーノ
2|山崎智佐
1|うぐいす
1|北大路京介
コメント
お名前
フロヤマ

コメント
オカルトっぽくていいです。
お名前
山崎智佐

コメント
休んだ子を気にかけてる様子が浮かびます。
お名前
うぐいす

コメント
○布団に寝っころがって弾いているのかな。退屈なんです。一日ってこんなに長いのかと。
お名前
北大路京介

コメント
◯「学校に行きたくなくて休んでいるのかインフルエンザなどで休んでいるのか。
熱があるのにピアニカ吹きたくて吹いてるのか。
ピアニカ吹いたら苦しさがまぎれるのかなぁ」
No.25
作者トモマリ
作品犬と爺さんがそれぞれのアメンボ眺めている
総得点2点
投票者
(点|名前)
2|玉虫(小笠原)
コメント
お名前
玉虫(小笠原)

コメント
特 選。今回佳い句が多くて迷ってしまいましたが、一番は好きな句を選びました。いいですね。きっと犬も年をとった犬なんだろうなと思います。ほとんど吠え ず、ゆっくり歩くような。そんな犬と爺さんが、立ち止まって水たまりのアメンボを見ている。静かな、時が止まったような光景。しあわせと呼ぶには平凡すぎ る一瞬かもしれない。けれどこの静けさ、ずっと続いてほしい平和な静けさです。どちらにも長生きしてほしい。こんな静かな爺さんと犬を、他人事のように見 ている作者の視線もいい。この立ち位置こそが俳句らしいと思いました。お見事です。
No.26
作者清二
作品目覚むれどなほ闇深し冬の朝
総得点1点
投票者
(点|名前)
1|山崎智佐
コメント
お名前
山崎智佐

コメント
冬の朝はすぐに明けない。でも人間の時計では容赦なく朝。
No.27
作者圓哉
作品僕はなるべく冷静になろうとしている
総得点0点
投票者
(点|名前)

コメント
No.28
作者清二
作品降りしきる色それぞれに枯葉かな
総得点0点
投票者
(点|名前)

コメント
No.29
作者空飛ぶちび
作品サンダルに流星蹴つたやうな傷
総得点6点
投票者
(点|名前)
2|しま
1|価格未定
2|木曜何某
1|圓哉
コメント
お名前
木曜何某

コメント
◎いいなー、流星蹴ったような。サンダルのシュッとした傷はみたことありますが、そうか、あれは流星を蹴った傷だったのかー。
お名前
圓哉

コメント
○流星を蹴ってみたい
No.30
作者空飛ぶちび
作品飼い猫の鼻ひくひくと夕涼し
総得点3点
投票者
(点|名前)
1|西山清二
1|一己
1|トモマリ
コメント
No.31
作者価格未定
作品すれていても童貞
総得点5点
投票者
(点|名前)
2|フロヤマ
1|一己
1|文月さな女
1|十月水名
コメント
お名前
フロヤマ

コメント
いましたね。
No.32
作者桃子
作品コーン茶にほろほろ落ちる下心
総得点2点
投票者
(点|名前)
1|価格未定
1|山崎智佐
コメント
お名前
山崎智佐

コメント
下心がだんだん解されていくのをたとえてるようでおもしろい。コーン茶とほろほろ落ちるが合ってる。
No.33
作者しま
作品むりやり曇らせた車窓に愛
総得点6点
投票者
(点|名前)
1|西山清二
1|桃子
1|雪うさぎ
1|木曜何某
1|文月さな女
1|clic575
コメント
お名前
木曜何某

コメント
○はーーっとやって、キュッキューーッ
No.34
作者しま
作品扇風機でさえ首を横に振れるというのに
総得点5点
投票者
(点|名前)
1|フロヤマ
1|コアラ
2|価格未定
1|北大路京介
コメント
お名前
価格未定

コメント
ありがちな内容ではありますが、面白さがあって好きです。「のに」で終わるのはいい意味でずるいと思います。
お名前
北大路京介

コメント
◯ NOと言えない。NOと首を振りたくても触れない。YESマンでなければいけない状況が苦しそう。
 または、寝違えて痛みで首が動かないのか。どっちにしろ可哀想。
No.35
作者桃子
作品君が犯罪を犯して新聞に載ったとき私は笑うことしかできなかった
総得点0点
投票者
(点|名前)

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No.36
作者少年ピッコリーノ
作品蟹を食え蟹を食えと母
総得点3点
投票者
(点|名前)
2|コアラ
1|十月水名
コメント
お名前
コアラ

コメント
◎こういいながら蟹の身を取ってくれるお母さんの姿が目に浮かびます。

句会エスプレッソ 3杯目 テーマ詠【魚】 詳細

No.0
作者雪うさぎ
作品母は干物父は魚拓になってゐる
総得点8点
投票者
(点|名前)
1|タケウマ
1|京介
1|十月水名
1|うぐいす
1|フロヤマ
2|圓哉
1|滋音
コメント
お名前
うぐいす

コメント
○どう解釈したらいいかわからないのですが、妙に納得してしまいます。もうこの世にない両親なのでしょうか。
お名前
圓哉

コメント
◎ もう、文句なく面白い!この発想!
お名前
タケウマ

コメント
○魚にとって自分が生きた証が残ることが幸福なのかどうか、考えなくてもいいことを考えてしまいました。
まあ、魚拓になった父もなんらかの形で食べられちゃったんでしょうけどね。
お名前
京介

コメント
◯「年老いた母と、魚拓は遺影だろうか。または父の面影だけが残る写真かなにか。死んでいないのだとしたら、父は他所に女をつくって出ていっているのではないか」
No.1
作者木曜何某
作品魚の便せんに意味を探す
総得点4点
投票者
(点|名前)
2|一己
2|桃子
コメント
お名前
桃子

コメント
◎ 男性が、女性から受け取った手紙でしょうか。それとも友だち同士かな。とても綺麗な便箋だったんでしょうね。でも、そこに描かれている冷たい表情の魚に、 送り手の気持ちを照らし合わせて、不安になってしまう。手紙に書いてある内容は、なんてことのないことなのだろうけど…。
No.2
作者木曜何某
作品雨男の前世は魚なのかも
総得点0点
投票者
(点|名前)

コメント
No.3
作者山崎智佐
作品魚座とは相性がいいはずだった
総得点2点
投票者
(点|名前)
1|十月水名
1|フロヤマ
コメント
No.4
作者タケウマ
作品ああそれは風が嘘つく音でしょう秋刀魚の煙が目に染みます
総得点1点
投票者
(点|名前)
1|フロヤマ
コメント
No.5
作者タケウマ
作品荒野行く冷凍秋刀魚を武器にして
総得点7点
投票者
(点|名前)
1|京介
1|山崎智佐
2|十月水名
1|うぐいす
1|雪うさぎ
1|滋音
コメント
お名前
うぐいす

コメント
○いざというときは食料にもなりますしね。
お名前
雪うさぎ

コメント
○想像するとおかしくておかしくて♪
お名前
山崎智佐

コメント
独自性が強いところに惹かれました。これからも非凡な表現を期待します。
お名前
京介

コメント
◯「冷凍秋刀魚の攻撃力はいかほどか。バナナでも凍っていれば釘が打てる。
しかし、その荒野の気温が低くないと冷凍秋刀魚は解凍されて攻撃力はさがってしまうのではないか。
解凍されることを考えずに武器になると思い込んで旅に出ていたら、それはそれで可愛い。」
No.6
作者十月水名
作品失恋の少女じやうずに魚食ふ
総得点7点
投票者
(点|名前)
1|タケウマ
1|うぐいす
1|木曜何某
1|桃子
1|圓哉
1|滋音
1|西山清二
コメント
お名前
うぐいす

コメント
○いかなるときも食わねばなりません。この少女はきっといいお嫁さんになります。
お名前
桃子

コメント
◯ なんとなく…ですが、これは家ではなく大戸屋とか、そういう感じのお店だろうな。私も、つらいことがあった時に大戸屋で、ほっけとか秋刀魚とか食べていた のです。肉という気分ではなかった。丁寧に骨を取り、上手に食べることで、自分と向き合える。そして、少し大人になった感じがする。辛いけど、前向きに生 きようとしている。そんな感じの句です。
お名前
タケウマ

コメント
○きれいに残る骨が見えてきます♪ 美しい骨が♪
No.7
作者十月水名
作品鮟鱇の真正面から夜が来る
総得点15点
投票者
(点|名前)
2|タケウマ
2|少年ピッコリーノ
2|37cafe
2|うぐいす
2|雪うさぎ
1|木曜何某
2|フロヤマ
2|西山清二
コメント
お名前
少年ピッコリーノ

コメント
◎吊るし切りされてる鮟鱇が見るともなしに月を見上げているさまが浮かんできました
食べたことはないんですが(笑)
特選とさせていただきました
m(_ _)m
お名前
うぐいす

コメント
◎吊るされた鮟鱇ですね。今まさに捌かれようとして上を向いた鮟鱇に、暮れた空が覆いかぶさる情景。鮟鱇の覚悟。
お名前
雪うさぎ

コメント
◎こう真正面から来られては・・迫力負けで選句
お名前
タケウマ

コメント
◎吊るされ捌かれていく鮟鱇でしょう。鮟鱇の異形に冬の冷たくも澄んだ夜が迫ってくるのです。黙々と鮟鱇を捌く漁師の手つきも神事めいたように見えてきます。迫力に圧倒されました♪
お名前
西山清二

コメント
意味が十分分からないながら、迫力に押されて選句。吊るし切りの鮟鱇と裸電球とバックの夜の闇、と云った情景でしょうか?
No.8
作者桃子
作品我の眼に映る大魚は鰯の群れ
総得点0点
投票者
(点|名前)

コメント
No.9
作者雪うさぎ
作品鉢のメダカ生きていますか雪が降る
総得点3点
投票者
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1|木曜何某
1|桃子
1|圓哉
コメント
お名前
桃子

コメント
◯もしかしたら、鉢には氷が張ってあるかもしれない。鉢の中に雪がぽつぽつ落ちて、メダカが寒い思いをしているのかもしれない。丁寧語のあとで、常体を用いることで、メダカのことが心配でたまらない感じが伝わってくるように感じました。
No.10
作者圓哉
作品人魚と恋する計画たててみる
総得点1点
投票者
(点|名前)
1|37cafe
コメント
No.11
作者37cafe
作品魚になるもう傷付くのは嫌だから
総得点3点
投票者
(点|名前)
1|京介
1|十月水名
1|滋音
コメント
お名前
京介

コメント
◯「喋らず黙々と泳いぐ感じになったのだろう。傷つきたくないから心を殺しているかのよう。」
No.12
作者うぐいす
作品シャケ焦がした朝のまま部屋が暮れた
総得点3点
投票者
(点|名前)
1|京介
1|一己
1|西山清二
コメント
お名前
タケウマ

コメント
△窓を開けませう♪
お名前
京介

コメント
◯「シャケ焦がして、1日の出だしで躓いた。
挽回しようとしたがなにもできないまま1日が終わってしまったように感じた。」
No.13
作者フロヤマ
作品あたしはマグロあたしもマグロと大きな声だ
総得点3点
投票者
(点|名前)
1|山崎智佐
1|雪うさぎ
1|桃子
コメント
お名前
雪うさぎ

コメント
○最初マグロが言ってるのかと思ったけど鮨屋の光景?
全然意味は違っちゃうけど何だか印象が強いです。
お名前
山崎智佐

コメント
若い女子が大声でマグロって(以下自粛
お名前
桃子

コメント
◯女性同士で、お寿司屋さんに来ているのでしょうか。隣の、さらに隣の席にも聞こえるような声で「マグロ」と言っているんでしょう。びっくりしますね。おもしろいので、とります。
No.14
作者フロヤマ
作品秋刀魚食いたい夜の皿には鰯だ
総得点0点
投票者
(点|名前)

コメント
お名前
タケウマ

コメント
△鰯もおいしいけどね♪
No.15
作者小笠原玉虫
作品お祭りの金魚も逝きて秋の果て
総得点4点
投票者
(点|名前)
1|しま
1|木曜何某
1|フロヤマ
1|西山清二
コメント
No.16
作者小笠原玉虫
作品老いて太っても人魚である
総得点4点
投票者
(点|名前)
1|37cafe
1|圓哉
2|滋音
コメント
お名前
37cafe

コメント
思わす笑ってしまいました。人魚に生まれた以上人魚は人魚ですよね。胸を張って人魚の人生を全うせねば!人間も同じ事ですね。
お名前
圓哉

コメント
○ 負けました。m(_ _)m 難度Fのシライですね・・・
お名前
タケウマ

コメント
△まあ、人魚も死ぬまで人魚でしょうから、仕方ないといえば仕方ないのですが……
No.17
作者少年ピッコリーノ
作品2組の最終泳者魚みたいな顔
総得点1点
投票者
(点|名前)
1|山崎智佐
コメント
お名前
山崎智佐

コメント
泳ぐため顔まで魚に退化せり、、肉屋さんは豚、焼肉屋は牛、焼き鳥屋さんは鳥みたいな顔してる人多い気がします。おそろしや。
No.18
作者少年ピッコリーノ
作品さかな君も肉を食う食物連鎖
総得点3点
投票者
(点|名前)
2|京介
1|37cafe
コメント
お名前
37cafe

コメント
お魚大好きさかなクンだってお肉も食べて大きくなったのでしょうね。この不条理感の残る何とも言えない感じが好きです。
お名前
京介

コメント
◎「さかな君が食べるのは魚ばかりではないか。
いや、魚の身も魚の肉。そういうことに気付かされた。」
No.19
作者京介
作品網の中上半身だけ魚
総得点2点
投票者
(点|名前)
1|タケウマ
1|桃子
コメント
お名前
桃子

コメント
その魚(?)を見て、びっくりしている漁師たちの様子が頭に浮かびます。上半身だけの魚って、リアクションに困りますよね。
お名前
タケウマ

コメント
○問題は下半身ですよね♪ 男なのか女なのか? 若いのか年寄りか? 興味がつきませんw
No.20
作者京介
作品外来魚泳ぐ歪なピラミッド
総得点0点
投票者
(点|名前)

コメント
No.21
作者37cafe
作品たった一つの鱗剥がれて痛い
総得点3点
投票者
(点|名前)
1|タケウマ
1|うぐいす
1|雪うさぎ
コメント
お名前
うぐいす

コメント
○触れてはいけなかったのですね。ごめんなさい。
お名前
雪うさぎ

コメント
○どこにあったウロコ?
お名前
タケウマ

コメント
○その鱗はどこらへんにあるものなんでしょうね?
想像していたら夜眠れなくなってしまいました♪
No.22
作者空飛ぶちび
作品本当は僕らも魚なのかもしれぬ
総得点2点
投票者
(点|名前)
2|しま
コメント
No.23
作者空飛ぶちび
作品秋刀魚焼く風ゆつくりとゆつくりと
総得点1点
投票者
(点|名前)
1|一己
コメント
お名前
タケウマ

コメント
△うん、秋刀魚を焼くかぜはゆっくりと吹いてほしい♪
No.24
作者圓哉
作品ひとづまとさかなに賭ける人生あり
総得点0点
投票者
(点|名前)

コメント
お名前
タケウマ

コメント
△関わりたくはありませんが、それも人生でせう♪
No.25
作者しま
作品細い月がでている今晩は秋刀魚で
総得点1点
投票者
(点|名前)
1|山崎智佐
コメント
お名前
山崎智佐

コメント
今晩何食べようか考えるのもおっくうなときあります。なんとなく見上げた細い月からおもいついた。
No.26
作者しま
作品残業逃げ出して飛び魚の夜
総得点5点
投票者
(点|名前)
1|37cafe
1|十月水名
1|雪うさぎ
1|一己
1|西山清二
コメント
お名前
雪うさぎ

コメント
○飛び魚の躍動感が良いですね
No.27
作者桃子
作品魚の目で拙句を添削されている
総得点3点
投票者
(点|名前)
1|一己
2|木曜何某
コメント
お名前
タケウマ

コメント
△ドキドキですね♪
No.28
作者一己
作品旬さんまワタも食べるよ人生も秋
総得点2点
投票者
(点|名前)
2|山崎智佐
コメント
お名前
山崎智佐

コメント
人生もさんまも旬。捨てるところ無く、とことん味わいたい。
No.29
作者一己
作品小魚いた川いまアスファルトの下
総得点0点
投票者
(点|名前)

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2013年10月31日木曜日

ダイヤモンド☆句会 2カラット 季題:'ハロウィン (万鬼節)' テーマ詠 詳細

No.0
作者37cafe
作品魔除けランタンの光に虫の最期
総得点7点
投票者
(点|名前)
1|タケウマ
2|一己
2|なかやまなな
2|十月知人
コメント
お名前
タケウマ

コメント
○ああ、そういうこともあるでしょう。でも、どことなく不条理なところにひかれます♪
No.1
作者37cafe
作品とりあえず便乗するよハロウィン
総得点2点
投票者
(点|名前)
1|しま
1|浮儚
コメント
No.2
作者タケウマ
作品ハロウィンの夜の片隅に猫娘
総得点2点
投票者
(点|名前)
2|雪うさぎ
コメント
No.3
作者タケウマ
作品トリックオアトリートあの娘をゾンビにしてやろう
総得点1点
投票者
(点|名前)
1|雪うさぎ
コメント
No.4
作者十月知人
作品妹が勝手に光るハロウィーン
総得点4点
投票者
(点|名前)
1|タケウマ
1|西山清二
1|山崎智佐
1|雪うさぎ
コメント
お名前
小笠原玉虫

コメント
ちょ www 妹さん何してはるのwww どういう状況か分からないんだけど可笑しくてたまらない。これはとらずにいられようか(いや、いられない)お調子者でちょっとおっちょこちょいのところが ある妹なのでしょう。ハロウィンのお祭り気分にぴったりの楽しい句だと思います。
お名前
タケウマ

コメント
○ああ、「勝手に光る」にやられました♪
お名前
山崎 智佐

コメント
ハロウィンについては人それぞれ温度差がありますが、妹さんはどのくらい光ってるのでしょうか!?
No.5
作者なかやまなな
作品ハロウィンや洗はず捨てるカップ麺
総得点1点
投票者
(点|名前)
1|十月知人
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No.6
作者なかやまなな
作品ハロウィンの仮装ままに散骨す
総得点7点
投票者
(点|名前)
2|タケウマ
2|北大路南天
1|雪うさぎ
2|浮儚
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お名前
タケウマ

コメント
◎あ、よく見たら中七が中六だった♪ 素直に「仮装のままに」と読んでいましたw しかし、仮装を着替える間もなく亡き人を送るって、どんなシチュエーションなんでしょう? しかも散骨って…… きっと故人の遺志なんでしょうね。尊重してあげてください♪
お名前
北大路南天

コメント

◎「故人の希望なのかたまたまハロウインの仮装のままだったのか。
ハロウインの仮装で散骨する絵がおもしろい。特選!」
No.7
作者小笠原玉虫
作品ロリコンも今日は嬉しい万鬼節
総得点1点
投票者
(点|名前)
1|フロヤマ
コメント
お名前
北大路南天

コメント
「好きな子ども達が、むこうから訪ねにきてくれるんだから嬉しいことでしょう。ハロウインのきっかけはロリコンの人たちかもしれませんね」
No.8
作者小笠原玉虫
作品子らとゆく犬も仮装の万鬼節
総得点0点
投票者
(点|名前)

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No.9
作者十月知人
作品ドラキュラが席ゆずる地下鉄あかるい
総得点10点
投票者
(点|名前)
1|北大路南天
1|なかやまなな
1|西山清二
2|山崎智佐
1|圓哉
1|桃子
2|小笠原玉虫
1|浮儚
コメント
お名前
圓哉

コメント
〇日本の地下鉄はニューヨークより格段に安全、そうかドラキュラは外人だもんな!
お名前
小笠原玉虫

コメント
特選です。いいですね、優しいドラキュラ。浮かれた格好してパーティ会場に向かっているのかな。それでも日常的な優しさを忘れない。気持が明るくなる良句。大好きです。
お名前
山崎 智佐

コメント
ユーモアがあって楽しいです。
お名前
北大路南天

コメント
◯「ドラキュラの格好のまま電車に乗ってるのもおもしろいし、しかも席を譲る優しさも見えて良い!」
お名前
桃子

コメント
◯ 今では、日本でもハロウィーンを楽しむ人が増えましたが、地下鉄にドラキュラが乗ってきたらギョッとしますね。私だったら、たとえハロウィーンでも、目を 合わせたくないかもしれない。それが、席を譲っている。完璧な仮装でも、中身は等身大の自分であるところが、面白いですね。
No.10
作者浮儚
作品くり貫いた眼窩からガルネイトボンバー
総得点1点
投票者
(点|名前)
1|桃子
コメント
お名前
桃子

コメント
◯ 私が中学生くらいの頃のウルトラマンだ…!!!この作者は、このウルトラマンが放送されていた時に、幼稚園~小学生くらいだった人か、それとも親世代の人 か。かぼちゃの目を題材にしているのが、新しいです。子どもが「ガルネイトボンバー」って叫びながら、目をくり抜いている姿が目に浮かびます。
No.11
作者浮儚
作品ジャック・オー・ランタンの面下げた客であったよ
総得点2点
投票者
(点|名前)
1|フロヤマ
1|十月知人
コメント
お名前
フロヤマ

コメント
まるで本物が来たかのような重い口調がカッコいいです。
No.12
作者山崎智佐
作品晩酌の肴奪われハロウィン
総得点2点
投票者
(点|名前)
1|フロヤマ
1|桃子
コメント
お名前
桃子

コメント
◯トリックオアトリート!チーズ鱈をくれないとイタズラしちゃうぞ!
No.13
作者雪うさぎ
作品そのままで充分魔女である
総得点8点
投票者
(点|名前)
1|一己
1|西山清二
2|フロヤマ
2|しま
1|37cafe
1|圓哉
コメント
お名前
フロヤマ

コメント
いますよね、そういう人。いや魔女が。
お名前
圓哉

コメント
〇共感する、けど賛意は表明できません、こわくて!
お名前
小笠原玉虫

コメント
いいですね。恐妻シリーズかなと思うのですがいかがでしょう。こんな言い方してるけど愛を感じます。奥様は怖い方がご家庭は平和なのです、フフフ
No.14
作者雪うさぎ
作品闇よりも濃きは黒猫ハロウィン
総得点3点
投票者
(点|名前)
1|山崎智佐
2|37cafe
コメント
お名前
山崎 智佐

コメント
黒猫はハロウィンと切っても切れない存在ですね。闇にまぎれて目だけ光ってるようで怖い。
No.15
作者空飛ぶちび
作品綺麗事吐いてハロウィンに一人
総得点1点
投票者
(点|名前)
1|浮儚
コメント
No.16
作者空飛ぶちび
作品Trick or treat あ、ガム踏んだ。
総得点1点
投票者
(点|名前)
1|なかやまなな
コメント
No.17
作者フロヤマ
作品酒を呉れあとは黙りし万鬼節
総得点2点
投票者
(点|名前)
1|北大路南天
1|一己
コメント
お名前
北大路南天

コメント
◯「酒さえあればハロウィンナイトも黙って見過ごす感じが渋い」
No.18
作者一己
作品「とりっくおあとりーと」言ってる場合なんだろか日本
総得点1点
投票者
(点|名前)
1|37cafe
コメント
No.19
作者一己
作品ジャックランタン商品買えと誘ってる
総得点0点
投票者
(点|名前)

コメント
No.20
作者圓哉
作品ハロウィンの鬼に食われしわが財布
総得点3点
投票者
(点|名前)
1|一己
1|西山清二
1|37cafe
コメント
No.21
作者圓哉
作品ハロウィンや世間にやすやす取り込まれ
総得点0点
投票者
(点|名前)

コメント
No.22
作者フロヤマ
作品もの云はぬ目と向き合ひて万鬼節
総得点3点
投票者
(点|名前)
1|北大路南天
1|一己
1|十月知人
コメント
No.23
作者北大路南天
作品焼いたクッキーひとりで食べきってハロウイン終わる
総得点2点
投票者
(点|名前)
1|山崎智佐
1|十月知人
コメント
お名前
山崎 智佐

コメント
なんか、えらい。
No.24
作者北大路南天
作品ハロウインの仮装して残業つづけている
総得点6点
投票者
(点|名前)
1|山崎智佐
1|フロヤマ
1|圓哉
2|桃子
1|浮儚
コメント
お名前
フロヤマ

コメント
そしてクリスマスにはサンタに扮するわけですな。お疲れさまです
お名前
圓哉

コメント
〇ご苦労様です・・・です。
お名前
山崎 智佐

コメント
仕事で仮装してるのか、残業中少しでもお祭り気分を味わおうと仮装してみたのか、、クリスマスまでこの調子だったりして。
お名前
桃子

コメント
◎接客業だろうか。閉店時間を過ぎ、カボチャのかぶりものをかぶったまま掃除をしているのが目に浮かぶ。お祭りのあとは、いつだってさみしい。
No.25
作者桃子
作品寝たきりの魔女が微笑むハロウィーン
総得点6点
投票者
(点|名前)
1|タケウマ
1|北大路南天
2|西山清二
2|圓哉
コメント
お名前
圓哉

コメント
◎切実です、宿命です、故に共感します・・・
お名前
小笠原玉虫

コメント
こ ちら、いろんな解釈が出来るなと思いました。赤ずきんちゃんのおばあさん(=ほんとは狼)が恐ろしく、不適に微笑んでいるのか。それとも、寝たきりのおば あちゃんも今日は寝たまま帽子とか被せてもらって、一緒にハロウィンを楽しんでいるのか。今年初めにおばあちゃん亡くした私はつい後者で想像して、 (´;ω;‘)ウッ…ってなりました。とらずにいられませんでした。
お名前
タケウマ

コメント
○ そもそもこの行事にはなんだかなじめないワタクシなのですが、それにしても寝たきりで臥せっている方が仮装までしなくてもいいんじゃないかなと強く思って しまう次第でありません。でも、きっと寝たきりであろうがなんであろうがとにかく参加したいという強い意志なのでしょうね。尊重してあげてください♪
お名前
北大路南天

コメント
◯「寝たきりでもハロウインを楽しんでいるのでしょう。病院や介護施設でのハロウインが思い浮かびました。」
No.26
作者take1852
作品ジャックランタンが笑ってる
総得点0点
投票者
(点|名前)

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No.27
作者桃子
作品ハロウィーン魔の二歳児は背に翼
総得点3点
投票者
(点|名前)
1|タケウマ
1|雪うさぎ
1|37cafe
コメント
お名前
小笠原玉虫

コメント
いいいです。スッゴく可愛い。やんちゃでやりたい放題の二歳児が扮装する天使。暴れん坊ですが本質は天使って感じがしますね。親御さんの優しい視線が感じられる良句。大好きです。
お名前
タケウマ

コメント
○ あ、よく見たら「魔の二歳児」でした。なぜか「背の二歳児」と読んでいました。いかんなあ、選句とコメントはいっしょにしないとダメですね… でも、魔の 二歳児もいいですよね。ちょっとやっかいと思うこともある魔の二歳児もハロウィンのことの時は翼があって自由に飛んでいけるかもしれませんね。

2013年10月12日土曜日

ネットプリント同人紙800 56号 北大路京介の「自由律俳句傑作選」

ネットプリント同人紙800 56号 北大路京介の「自由律俳句傑作選」

発行されました! (>(ェ)<)ノ 
セブンイレブンでネットプリントできます
セブンイレブンへGOですじゃ 番号は78337616

句会Qに投句された句からも選んでいます。


名句ばかりの中身はもちろん、津川さんのイラスト・デザインも すばらしいです!

裏路地で記念撮影する俳人達の絵の中に「北大路京介」の名前が入っています。(津川さん談)
こちらも探して楽しんでください!

句会エスプレッソ 2杯目 お題「木」 詳細

No.0
作者タケウマ
作品十月の森の奥には飛行石
総得点3点
投票者
(点|名前)
1|雪うさぎ
1|十月知人
1|うぐいす
コメント
お名前
浮儚

コメント
作者は宮崎駿さんの世界観がお好きなのでしょうか。読んだ瞬間、気分がラピュタになりました。
No.1
作者タケウマ
作品ふくらばぎやわらかくして木の実受く
総得点2点
投票者
(点|名前)
1|圓哉
1|北大路南天
コメント
お名前
浮儚

コメント
女性でしょうか。ふくらはぎを木の実でマッサージしてたのかなあ。色々想像出来ますね。
お名前
北大路南天

コメント
◯「ふくらはぎをやわらかくするとどうなるか? 脚が細くなる! 細い脚と木の実は、セクシーさと可愛らしさを兼ね備えた女の子を彷彿させる。いいですね。」
No.2
作者雪うさぎ
作品哀愁のティラノザウルス銀杏散る
総得点5点
投票者
(点|名前)
2|タケウマ
2|木曜何某
1|うぐいす
コメント
お名前
浮儚

コメント
ティラノサウルスが銀杏散らせると哀愁を飛び越えた臭いが発生しそうです。でもティラノサウルスは哀愁なんだよなあ、と考え込みましたよ。
お名前
木曜何某

コメント
◎銀杏は恐竜のいた時代からあった木。それが散ることで、絶滅してしまったティラノザウルスを思っているのでしょう。怖いイメージのあるティラノザウルスからさみしい感じを受けるところが良いと思いました。「木」の句で恐竜というのも驚かされました。
No.3
作者小笠原玉虫
作品檜の風呂桶がたったひとつの遺品だった
総得点4点
投票者
(点|名前)
2|雪うさぎ
2|浮儚
コメント
お名前
浮儚

コメント
◎ 残念なお知らせですね。金目のものは置かずに逝きましたか。一層何も遺さない方が潔いです。でも、この方は何よりもこの風呂桶を大切にし、愛用してたに違 いありません。『木』を直接使用せず、『檜の風呂桶』とした所も好きです。香り立ってきますね。遺品ですから悲しいはずなのですが楽しくもあり。こういう 発想、大好きです。
No.4
作者うぐいす
作品庭に出て光合成のおこぼれいただく
総得点5点
投票者
(点|名前)
1|小笠原玉虫
1|圓哉
1|北大路南天
1|木曜何某
1|一己
コメント
お名前
小笠原玉虫

コメント
木のことを詠むというより、自分が木になっちゃったんですね。お日様を浴びてると、植物のようにではないにせよ、何だかエネルギー湧いてくる気がしますよね。健やかな良句だと思います。
お名前
浮儚

コメント
個人的に光合成は樹木だけに限らず、野の草や花なんかも想像してしまいます。木=自分と喩えたのかもしれませんが。でも、楽しい句です。
お名前
北大路南天

コメント
◯「光合成のおこぼれは、きっと新鮮な良い空気。若さを保つためには良い食事と良い空気が大事。若々しいエネルギーを感じる。」
No.5
作者木曜何某
作品お経終わるまで木目で遊ぶ
総得点7点
投票者
(点|名前)
1|タケウマ
1|小笠原玉虫
2|十月知人
1|北大路南天
1|一己
1|うぐいす
コメント
お名前
小笠原玉虫

コメント
あるあるw取りあえず目の前の木目で現実逃避ですね。木目ってじっと見てるとだんだん怖くなってくるのは何故なのか。見覚えのない顔が浮かんできて、断末魔の叫びをあげそうです。
お名前
浮儚

コメント
分かります。あの手持ち無沙汰な感じ。大人になっても変わらなかったなあ。
お名前
北大路南天

コメント
◯「ありがたいお経をあげてもらっていても、興味ないと退屈で退屈で。木目でどのように遊ぶのか、遊びを発明する発想力があると人生楽しいですよね」
No.6
作者十月知人
作品金銀の木犀わざと香るかな
総得点4点
投票者
(点|名前)
2|小笠原玉虫
1|浮儚
1|うぐいす
コメント
お名前
小笠原玉虫

コメント
特選です。今の季節にぴったり。わざと香る、というのが艶めかしいですね。実に官能的で美しい句だと思います。
お名前
浮儚

コメント
○木犀の香り、鼻先にぐいぐいきますよね。「わざと」の副詞が効いてます。自己主張の強い木ですもんね。こういう人っているなあ。生まれながらの性質だから仕方ない、とまで句から思いを飛躍させてしまいました。
No.7
作者十月知人
作品いつせいに木の実が落ちてから眠る
総得点7点
投票者
(点|名前)
2|圓哉
1|雪うさぎ
1|浮儚
1|木曜何某
2|うぐいす
コメント
お名前
浮儚

コメント
○潔いですね。魔法に掛かったように、木の実が落ちてみんな寝る。自然の法則には抗えません。
No.8
作者一己
作品息白く木肌に触れる温みあり
総得点0点
投票者
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コメント
お名前
浮儚

コメント
並選で採ろうか迷いました。秋の深まりを感じさせてくれる句です。白い息と木肌の組み合わせが何ともノスタルジック。
No.9
作者一己
作品木の葉擦れ今は波音ならず十年たった
総得点1点
投票者
(点|名前)
1|浮儚
コメント
お名前
浮儚

コメント
○切ないですね。私も木の持つ特性として、年単位のものを詠みたかったんですよ。もう果てる前の木なのでしょうか。一緒に成長してきた木を見つめた、眼差しの優しい句とも読めますね。しみじみ。
No.10
作者圓哉
作品木の間からすかして見える秋灯の候
総得点1点
投票者
(点|名前)
1|浮儚
コメント
お名前
浮儚

コメント
○秋ですね。木の間からすかして見える秋灯。一枚の絵画を眺めている気分になれました。余計な字も無く、一行の美しい調べです。
No.11
作者圓哉
作品瞳の奥木枯らしの先言葉の海
総得点0点
投票者
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コメント
お名前
浮儚

コメント
美しいんですが、私には美しすぎました。瞳・木枯らし・言葉の海・・・、どこか抑えた表現があった方が焦点が定まり易かったかもしれません。
No.12
作者浮儚
作品朽ちてゆく君と君の木と
総得点4点
投票者
(点|名前)
1|タケウマ
1|雪うさぎ
1|北大路南天
1|一己
コメント
お名前
北大路南天

コメント
◯「君が生まれた時に植えた木のことか、それとは別の木なのか。『君の木』は君が世話しているから、君が朽ちると木も朽ちるのだろうか。 君とともに生きた木が同じタイミングで朽ちるリンクのしかたに物悲しさを感じた。」
No.13
作者浮儚
作品嬉しいも悲しいも見ていた木、一本の
総得点1点
投票者
(点|名前)
1|雪うさぎ
コメント
No.14
作者北大路南天
作品木を切って誰も得をしない
総得点2点
投票者
(点|名前)
1|十月知人
1|木曜何某
コメント
お名前
浮儚

コメント
作者は放哉がお好きでしょうか。凄い虚無感です。もっとスケールの大きな句とも詠めますが。地球温暖化に対する怒りとか。
お名前
木曜何某

コメント
○切る派と反対派でもめて、結局切ることになって、十人との関係が悪化したり、切る派の代表が体調を崩したり……。木を切るってとても虚しくなることがありますよね。人間って勝手だなぁ。
No.15
作者北大路南天
作品揺らした木から爆撃機がチラリ
総得点3点
投票者
(点|名前)
1|タケウマ
1|十月知人
1|一己
コメント
お名前
浮儚

コメント
時勢を詠んだのでしょうか。遠い国の出来事も、ただ事ではないですよね。
No.16
作者空飛ぶちび
作品彫刻家の両手に木の記憶あり
総得点6点
投票者
(点|名前)
1|小笠原玉虫
1|圓哉
2|北大路南天
2|一己
コメント
お名前
小笠原玉虫

コメント
特選と迷った並選です。生きてる木しか思い付かなかった私には新鮮でした。彫刻家が己を刻み付けるようにして彫ってきた数々の木の記憶。手にぬくもりが伝わってくる程に生々しい。そして艶めかしい。素敵です。大好きな句です。
お名前
浮儚

コメント
木彫をしていたので愛着のある句です。でもこの境地に達せず。いせひでこさんの絵本を思い出しました。年輪の刻まれたゴツゴツした手と。
お名前
北大路京介

コメント

◎「木と向き合ってきた彫刻家は、木を手の触覚だけでなく五感全てで知っている と思えた。彫刻家の手で木が芸術へ姿を変えるとこまで想像できた。すばらしい!」
No.17
作者空飛ぶちび
作品木曜の珈琲が苦いから秋
総得点4点
投票者
(点|名前)
1|タケウマ
1|小笠原玉虫
1|十月知人
1|木曜何某
コメント
お名前
小笠原玉虫

コメント
好きです。秋の夜のヴィオロンの溜息の、みたいな感じで雰囲気がある句だと思います。秋はちょっとほろ苦いみたいな気分もよく似合います。オラもコーヒー飲みつつ物思いに耽っていたい。
お名前
浮儚

コメント
木曜と珈琲って似合いますね。週も後半で少し気分的にも余裕が。月曜の珈琲だとしたら完全に毛色が違うんですが。